「バイオーグ・トリニティ」の感想【ネタバレなし】

漫画「バイオーグ・トリニティ」の感想です。ネタバレなしのマンガのレビューと、「バイオーグ・トリニティ」の無料試し読みや立ち読み。「バイオーグ・トリニティ」を電子書籍としてダウンロードするための情報を掲載しています。


バイオーグ・トリニティ
『バイオーグ・トリニティ』の感想

 原作は現役小説家の舞城王太郎、作画は筆が速くて絵やデザインが綺麗な大暮維人!どちらも好きな作家なので迷わず購入です。まず驚くのは、セリフが横書きだという点です。すぐに慣れましたが、初見では絶対にびっくりします。その癖、たまに挿入される独白や内省描写は縦書きで舞城ワールド全開なのが素敵です。

 物語の主人公はどこにでもいる男子高校生・藤井です。彼は同じクラスのフミホに恋しています。しかしフミホが好きなのは幼馴染のホサ。そしてフミホの親友・キワは藤井が好き。構図だけ見ると、「なんだラブコメか」と思いますが、そこは大暮と舞城です。ゴリゴリの異能バトルがかっこいい!ハイテクメカや異形の生物、それらと融合する人。大暮のデザイン力に圧倒され、日常と異世界が密に混ざり合った世界観に一気に引き込まれます。

 私の一番お気に入りのキャラクターは、鈴木ことベルウッドです。もう、これから鈴木さんという名字の方に出会う度に思い出すことでしょう。鈴木をベルウッドと読むセンスが大好きです。ベルウッドは普段はすごく可愛いのに、馬に変身するとかっこいいのが魅力です。しかも一途なところも素敵なんです!時には藤井の頼れる先輩として、また時には同年代の女の子として、これからもマスター6号を差し置いてたくさん登場して欲しいです。

 4人の4角関係から始まった物語は、いろいろな人や物を文字通り飲み込みながら展開していきます。ただのモブだったクラスメートが突然本性を現したり、世界が実はとても不安定なものであったり、藤井の平和な日常は恋をきっかけに非日常へと変化していきます。

 今思うと、フミホの名前の漢字が「芙三歩」と漢数字の「三」を使っているのも布石だったのかもしれません。恐るべし舞城王太郎。

 ストーリーは暴力的な描写が多いですが、思春期の甘酸っぱい繊細さをたっぷり含んでいます。そういう心理描写が多いのは、これまでの大暮維人作品には見られなかった要素です。キャラクターたちの葛藤や変化がとても丁寧に描かれているのは、舞城王太郎の仕事だと思います。そしてフミホの内省描写がほとんどないのもミソです。彼女が悩んで苦しんでいる姿は描かれるのに、何に対してどう葛藤しているのか、詳しく描かれたことがありません。フミホが何も考えていないというのもありますが、構造的にもストーリー的にもそうあるように望まれた存在だからです。

 恋をすると世界が変わります。それは良いことかもしれないし、悪いことかもしれません。ただ、藤井が恋をして強くなったのも確かです。果たして恋は世界を滅ぼすのか?そして藤井は世界を救えるのか?これからの展開がとても気になります!



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漫画『バイオーグ・トリニティ』の作者や出版社の情報

漫画家/著者:
掲載誌/レーベル: ウルトラジャンプ
出版社: 集英社
ジャンル:
  • SF
  • 恋愛

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