「空母いぶき」の感想【ネタバレなし】

漫画「空母いぶき」の感想です。ネタバレなしのマンガのレビューと、「空母いぶき」の無料試し読みや立ち読み。「空母いぶき」を電子書籍としてダウンロードするための情報を掲載しています。


空母いぶき
『空母いぶき』の感想

 「沈黙の艦隊」「ジパング」などの大作で知られるかわぐちかいじの作品です。4巻まで発売されていますが、早くも上記2作にならぶ壮大な物語になりそうな予感がしています。昨今何かとお隣の国・中国の動向がニュースでも取りざたされ、民間レベルでも政治レベルでも日本に大きな影響を与えるだろうと誰もが考えていると思います。こんな時期だからこそ、中国が日本に侵攻してくるというストーリーがやけに臨場感をもって感じられます。

 明日にでもこんなことが本当に起こるかもしれない・・・と考えながら物語に没入してしまいます。物語は突如として日本領土への侵攻を始めた中国軍に対し、自衛隊初の空母・「いぶき」をはじめとする全自衛隊が相対してゆく展開から始まっています。「いぶき」初の艦長として選ばれた航空自衛隊員・秋津と、彼を支えつつもその思想のありかに疑問を持つ副艦長・新波のやりとりも今後目を離せません。

「沈黙の艦隊」でも見られた、主人公・海江田とライバル・深町のやりとりを彷彿とさせて、今後この二人のもつ考え方の相違が大きく開いていくのか、それとも二人は同じ方向を目指していけるのかがとても気になります。

 また、これまでの作品でも見られたように、戦闘シーンでは現場で命を懸ける軍人の生々しい様子が臨場感をもって読者に迫ってきます。そしてそれとともに自衛隊と中国軍の動きを巡り大きく展開してゆく政治の様子も壮大に描かれています。戦後初の防衛出動という、かつてない決断を下した総理の苦悩の激しさ、その生々しさが印象的です。そして総理を取り巻く政治家や閣僚が全生命をかけてこの未曽有の事態を収拾させようと力の限り奮闘する姿もまた、鬼気迫るものがあります。

 対する中国側は政治面でも軍事面でも不気味な態度を終始崩さず、「魚釣島は中国固有の領土」という言葉を繰り返すだけの外交部といい、戦闘開始後も日本に残り暗躍する将校といい、日本人とは違う、つかみ難い人々、という印象を見事に表現していると思いました。個人的に最も印象深かったのは、中国軍に追われた航空自衛隊パイロットが、愛機を捨てるシーンでした。

 ブラックアウト寸前で、もう半分意識がない状態なのに「(血税で買われた機体だから)機を捨てられない」と呻くパイロット、それに対し「機は替えがきくがお前は替えがきかん」とあくまで脱出を命令する上官とのやり取りが忘れられません。

 かつての日本軍といえば、兵の命より兵器が優先で、兵器を少しでも損なったり粗末にすれば命を失うほどの懲罰を与えられたそうですが、時代とともに価値観が大きく変わったのだと思い、フィクションとはいえ興味深かったです。血税で贖われた兵器は大事、だがそれを操る兵の命はもっと大事、というテーマがこれからも物語の軸になってくる気がします。そしてそれを軸に自衛隊の戦争がどう展開していくのか、今後がとても楽しみです。



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漫画『空母いぶき』の作者や出版社の情報

漫画家/著者:
掲載誌/レーベル: ビッグコミックス
出版社: 小学館
ジャンル:
  • ミリタリー
  • 海洋

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